今しかできないことを優先する|充実した人生を過ごせる人の処世術
本質
人生には、「いつでもできること」と「今を逃すとできないこと」がある。
原理と解説
行きたい場所や挑戦したいことを「いつか時間ができたら」と残しているうちに、その前提そのものが変わることがある。体力、年齢、家族や友人の状況、自由に使える時間はずっと同じではない。後からでも同じようにできることなら延期してもよいが、条件がそろっている期間に限りがある経験は、先送りするほど選択肢から消えやすい。優先順位は、やりたい強さだけでなく、いつまで可能かでも変わる。 友人と長期旅行をしたいなら、「お金に余裕ができたら」と無期限に延ばす前に、全員がまとまった休みを取れるのはいつまでかを考える。来年から生活が変わりそうなら、今年中に一度予定へ入れてみる。同じ旅行先には数年後も行けても、同じ顔ぶれ、同じ時間の余裕、同じ体力で行けるとは限らない。一方で、期限のない趣味や買い物まで急いで詰め込む必要はなく、今しかないものだけを先に拾えばよい。 予定を決めるときは、「一番やりたいことは何か」に加えて、「後回しにするとできなくなるものは何か」を見るとよい。期限のある経験を一つ書き、今年中の予定へ具体的に置く。そのうえで、いつでもできることは後へ回す余地を残す。今しかできないことがあるからと、全部を今すぐ実行すれば時間もお金も足りなくなる。焦って数を増やすのではなく、期限の近い経験から選ぶことが、後悔を減らす優先順位になる。