お金より時間の使い道を考える|充実した人生を過ごせる人の処世術
本質
お金は増やせても、使った時間だけは二度と買い戻せない。
原理と解説
同じ一万円でも、物を買う時には慎重なのに、その一万円で数時間を取り戻せる支出にはためらうことがある。お金は残高として見えるため減る痛みを感じやすいが、失った時間は数字で残らず、何となく消えていく。しかし、収入は後から増やせても、昨日の一時間を買い直すことはできない。支出を考えるときは、金額だけでなく、そのお金が自分の時間をどれだけ守るかを見る必要がある。 毎週二時間かかる作業を有料サービスに任せれば、その費用と引き換えに自分の時間が戻ってくる。その二時間を休息や家族、やりたいことに使えるなら、単なる出費とは違う価値を持つ。一方で、目的もなく動画を見続けて毎晩一時間を失っているなら、まずその習慣を減らす方がよい。時間を買うための支出と、時間もお金も失う浪費は分けて考えなければならない。 お金を使うか迷ったときは、「安いか高いか」だけでなく、「この支出で何時間を取り戻せるか」を判断材料にするとよい。同時に、自分の時間を奪っている習慣も一つ見直す。支出すれば何でも正当化できるわけではなく、浮いた時間を何に使うかまで含めて価値を考える。お金を守ることだけに集中せず、二度と戻らない時間をどこへ配分するかを見ることが、使い道を決める基準になる。