大きな目標ばかりを見ていると、人生は過ぎ去っていく|充実した人生を過ごせる人の処世術
本質
人生の大半は、目標を達成した瞬間ではなく、そこへ向かう途中にある。
原理と解説
数年先の合格、昇進、独立だけを見ていると、今日という日は「まだ到達していない途中」として処理されやすい。大きな目標は進む方向を与える一方で、達成前の時間を準備期間に変えてしまうことがある。けれど、人生の時間の多くは結果が出た瞬間ではなく、その前後に続く普通の日々で占められている。到達点だけを価値ある時間にすると、前へ進んでいる最中の生活をほとんど味わえなくなる。 資格試験を一年後に控えているなら、毎日を勉強だけで埋めて「受かったら楽しむ」とするのではなく、週末に好きな店へ行く、散歩しながら音楽を聴くなど、途中で楽しめる行動を一つ入れる。勉強した日の最後に「今日はここまで進めた」と小さな満足を作ってもいい。合格という大きな結果はまだ先でも、その日その日の時間まで未完成扱いする必要はない。途中にも、その日にしかない満足を置ける。 予定を組むときは、「目標に近づく行動が入っているか」だけでなく、「その途中の一日にも満足できる時間があるか」を見るとよい。目標を弱める必要はないし、達成への努力も続けていい。ただ、到達するまでの日々をすべて犠牲にすると、長い時間が結果待ちのまま過ぎてしまう。大きな目標を持ちながら、今日楽しめることも一つ確保することが、人生を達成の瞬間だけにしない基準になる。