人生を楽しそうにする|人たらしの人の処世術
本質
人は「自分を楽しませる人」以上に、「その人自身が楽しそうな人」に惹かれる。
原理と解説
会うたびに愚痴ばかりで、「最近ほんと何も面白くない」と言う人より、忙しくても趣味や予定の話を楽しそうにする人の方が、なぜかまた会いたくなる。相手を笑わせる技術が特別になくても、自分の毎日に興味を持ち、何かを面白がっている姿には勢いがある。人はその人の話題そのものだけでなく、「この人のそばにいると世界が少し明るく見えそうだ」という感覚にも惹かれる。 昼休みに友人から「週末何してた?」と聞かれたとき、「別に何も」と終える代わりに、「ずっと気になってた店に行ったんだけど、思った以上によかった」と素直に話してみる。大げさに盛り上げなくても、自分が面白かった点を一つ楽しそうに話せば、相手も「どんな店?」と入りやすい。こちらが相手を楽しませようと必死になるより、自分自身がその話を楽しんでいる方が、会話にも自然な活気が出る。 意識する基準は、「相手を楽しませられたか」ではなく、「自分は今日の生活の中で何を面白がったか」に置くとよい。小さな予定を作る、好きなものを味わう、面白かったことを一つ言葉にする。そのうえで一日の終わりに、「今日は何が楽しかったか」を短く振り返る。無理に明るく振る舞う必要はない。自分の生活に実際の楽しみを増やし、その楽しさが自然に外へにじむ状態を目指す方が、人を惹きつける力は長続きする。